こんにちは。日本の伝統工芸である「竹かご」、古くから日本では貴重な道具として活用されてきました。みなさんのご家庭にはあるでしょうか?私の祖父は何十年も使い古した竹かごを今でも使っていますが(梅を天日干しにする時は大活躍)、最近はプラスチック製品などの台頭により、あまり見なくなってしまいましたよね。私は色々な種類の竹かごを揃えるという夢があるのですが、その前に色々と調べてみました!
今回は「竹かご」の魅力を再発見し、お伝えしていきたいと思います!
竹かごとは
文字通り竹を材料に使った竹工芸(ちくこうげい)です。原料となる竹にはマダケが使われることが多く、伐採したまま(青竹)のもの、火で炙ったものあるいは苛性ソーダで煮たものなどが素材として使われ、様々な編み方があります。竹工芸の生産地は全国に広く分布しており、
- 江戸和竿(東京都)
- 駿河竹千筋細工(静岡県)
- 大阪金剛簾(大阪府)
- 高山茶筌(奈良県)
- 勝山竹細工(岡山県)
- 別府竹細工(大分県)
- 都城大弓(宮崎県)
伝統工芸品に指定されています。
竹細工は耐久性にも優れ、40-50年ほど使われているものもあるそうです。私の祖父は同じ竹かごをかれこれ30年以上は使っているそうです。年月がたつほどに経年変化の色合いの変化を楽しめることも自然素材の醍醐味ではないでしょうか。自分だけの愛用竹カゴを育てていくのも素敵ですね。
竹工芸はしなやかさもありながら、硬さも持ち合わせている、という非常に美しい素材であると言えます。そして何よりも「軽い」ことが大切ですよね。高いところから落ちてきて頭を直撃しても大丈夫。エコで優しい。
お手入れ方法
竹工芸にはカゴを始め、せいろや草履など多岐に渡りますのでその製品にあった管理方法を実践していく必要がありますが、基本的には
「柔らかいブラシでホコリを落とし、軽く水洗いをしたのちに日陰で十分に乾かす」
ことが大切です。自然素材ですから洗剤等はNG、且つ湿気には弱いですのでご注意ください。風通しの良い日陰に干しておくのが良いでしょう。
詳しくはこちらのサイトをご参照ください。
竹かご(ざる)の多種多様な使い方
一般的には、作物の収穫に使われたり、梅や野菜を天日干ししたり、お蕎麦屋そうめんを盛ったり、、といったことをイメージすると思います。いずれも風情があっていいですよね。しかしながら、竹かごにはそのほかにも無限大の魅力が隠されているのです!たくさんある中で、特に素敵だなと思った使用例をご紹介したいと思います!
バックとして
カゴバックといえばアタや山葡萄などが有名で、それぞれ風合いが異なり素敵なのですが、竹かごバックも竹ならではのナチュラルさがあります。
私の父は竹かごバックの愛用者で、しかも上記のような青竹でできた野菜を入れるような竹かごバックを職場に持って行っています(笑)なんでもすぐ取り出せるからいいんだそう。確かに口も広くて便利そう。
素敵ですよね!ハンドル部分が皮になっていてこれまたおしゃれですね。竹が細かく編み込まれており全体的に繊細でナチュラルな風合いが服装を邪魔しません。洋服とも合いますね!
ハンドバッグ型のカゴバック!斬新且つおしゃれですね!中には布が貼ってあるので小物が落ちる心配もありません。これはオンリーワンの一品。
こちらは漆で風合いを出しているのと、編み方が独特で可愛らしいですね。中に好きな柄の巾着袋を取り付けたらオリジナルの竹かごバックになります!
キッチンの整理整頓に
こちらのご家庭では竹かごをふんだんに取り入れており、憧れます。ストッカーとして使うのもいいですね。ザルは紐を取り付けると簡単に壁に吊るして収納できるので干す(乾かす)と収納が同時にできて便利です。
こんなお家憧れます…。竹かごがあると抜け感というか、お上品な仕上がりになりますよね!素敵。最下段のカゴはラタン(無印っぽい)のようですが、素材を複数組み合わせるとより味わい深くなりますよね。参考にしよう。
こんな風に高台をつければベジタブルストッカーとしても大活躍してくれます。フルーツバスケットとして使っても和風でいいですよね!通気性が良いので常温保存の野菜やフルーツに最適です。
水切りかごとして使っている方もいるようです!ちょっと湿気が心配ですが、綺麗に拭き取ってあげれば、このまま棚に仕舞うのもいいですね!
こんな風に毎日汎用する食器は竹かごに入れてテーブルに置いておくのも素敵ですよね。実家ではタッパーや付近を竹かごに入れていました。雑に収納してもおしゃれにまとまるんです笑
こんな風にちょっとした脚がついているものも安定していて収納には最適ですね!育てがいがありそうな色味。
リビングの収納に
雑誌やストールの収納に使うのもおしゃれですね。和室との相性も良さそうです。
こちらは裁縫セットのお道具箱として。おにぎりやサンドイッチを入れるのもいいですが、使い方はあなた次第ですね!
こちらはメイク箱として。綺麗ですね!中に仕切りを入れて空間を上手に使っています。ハンドル付きだから持ち運べるのもいいですね。このバックの中に収まるだけのメイク道具しか持たない、とすれば無駄も減らせそうです。
竹かごが棚にあるだけで、自然を愛でているような安らぎが得られますよね。
竹かごを使うことで暮らしが豊かになる
いかがだったでしょうか?どの竹かごも生活に素敵な彩りを添えていましたよね。決して派手なものではありませんが、日本らしい美が誇らしげにそっと寄り添ってくれている気がします。経年変化を楽しむのもそうですが、自然のものですのでお手入れが必要です。ブラッシングや水拭き。弱くなってきた部分は革で補強。そうやって手間を惜しまずに育ててあげることで愛情が湧き、暮らしを豊かにしてくれます。我が家でも祖母から受け継がれた竹かごがありますが、そうして長く大事にしてきたものには思い出や愛情が沢山詰まっています。便利で壊れたらすぐに替えが効くもので溢れている現代ですが、長く使えるものを修理しながら生活の中で大切にしていきたいな、と思いました。結果的に日本の伝統文化を護っていくことにも繋がります!!!
参考サイトまとめ
こちらのホームページは素敵な竹かご商品が沢山あるのでチェックしてみてください!
https://www.taketora.co.jp/fs/taketora/sa00455 ← 竹虎 HP
https://kagoya.thebase.in/items/181096 ←かごや HP
https://menui.jp/SHOP/g47120/list.html ←menui HP
https://www.take-once.com/SHOP/57985/list.html ←竹工房オンセ HP
https://www.cotogoto.jp/shopdetail/000000000470/ ←日本の道具*暮らしの手仕事 cotogoto HP
ということで、今回は「竹かごのある暮らし」と題して竹かごの魅力や使用例をご紹介しました。他の日本伝統文化も調査していきたいと思います!最後までお読みいただき、ありがとうございました!それではまた。
チューーーーーース!!!
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