【前書き】今回の内容は少しシビアな書き方?になってしまいましたが、「こんな育て方は悪だ!」というつもりで書いたのではなく、中立的に(心理学的視点から)私自身が子育てをするにあたって心に留めておきたいな、と思った内容になります!どうしても感情論に発展しやすい事柄ではあるのですが、「子どもの視点」を一番に考える事が大切だなと思う次第です!
親の責任とは何でしょうか。
一番大切なことは「無条件の愛」を与えること。
これは子どもとの関係性に限ったことではないですが、特に子どもは親からの「無条件の愛」を必要としています。甘えたい時に甘えさせてあげること。「無条件に愛された」という経験は子どもにとって何よりも貴重なものです。
条件付きの愛
「愛情」というのはある意味厄介なもので、
愛の名の下に「躾」と称した心理的虐待、マルトリートメント(不適切な関わり)をしてしまう親も少なくありません。
この場合「条件付きの愛」で子どもを縛り付けてしまったりするんですね。
分かりやすい例としては「成績がいいから、あなたはいい子ね」「成績が下がったから、あなたは出来の悪い子ね」といった具合で、条件をつけた上で褒めたり、貶したりするような育て方です。
子どもが反発(親にとって気に入らない態度)をすれば「誰が育ててやったと思っているのか」「お金をかけてやったのに」「あなたの為を思ってやっているのに」「がっかりした」「恩を仇で返すのか」「感謝しなさい」というような具合で、子どもに「罪悪感」を植えつけます。このようにして親子関係は不健全な「支配構造」に飲み込まれていってしまうのです。
親の責任や問題を子どもに負わせない。
ではなぜ親はそのような言動を取ってしまうのか。
それは親が自分自身の責任や問題を子どもに投影し、背負わせてしまうからです。
例えば、子どもを養い、育てることは親の責任です。親への尊敬や感謝は子どもの気持ちや感情を親がきちんと受け止め、子どもが一人の人間として、つまり「個」として尊重されるという、平等で対等な関係性の中で自然と育まれていくもの。
「無条件の愛」を与えるという親としての責任を認識することができないが故に、子どもに「問題がある」と考えてしまうんですね。
問題を抱えた子どもなどいない。
そもそも問題のある子どもなどいないのです。
ほとんどの場合は親の都合、例えば社会的に・世間的にどう思われるかという体裁を気にした教育や自分(親)のコンプレックスを埋めるための道具(所有物)として子どもを「評価」したりすることで、子どもの「個性」あるいは「学びの過程」を親が「問題」として捉えているだけなのです。
あるいは仕事上でのストレスや夫婦間の問題、親本人の抱える精神的ストレスを子どもに投影してしまうこともあります。
つまり……..子どもの抱える問題ではなく親の問題なんですね。
子どもの言動などに対して負の感情を抱くことが悪いことだ、ということではなく
自分の感情的問題を子どもに負わせてしまっていることに気づく必要があるんですね。
「貴方のことを心配しているから、大事に思うからこんな事を言っているの」「貴方(子ども)のために離婚しないの」……
共依存関係に持ち込みたい親によくみられる言葉です。体罰、あるいは怒鳴りつけたり、物を投げつけたりして恐怖支配する親とは対照的に「被害者」的立ち場を取る事で子どもをコントロールしようとします。この「心配」も親自身が解消すべきことであるのに、子どもに言動を変えて欲しいとするのは責任を転嫁しているに過ぎないんですね。
親として、子として
上記のような教育を受けてきた人は沢山いると思います。(親子関係に限らず「自分で処理すべき感情的問題」を他の人に投影してしまう例は多くみられますよね)
もちろんそういった「不適切」とも言える教育によって全ての人が「アダルトチルドレン」になってしまうわけではありませんし(そもそも言葉で定義されるものでもないかな、とも思うんですが)、それもある種の学びなのだと思います。
とはいえ、「不適切」な教育は子どもの個性や才能、資質を狭めてしまうことに変わりはありません。この社会の病とも呼べるような負の連鎖を止めるには、
先ずは親としての責任を認識し、自分の問題を子どもにくっつけて考えないこと。そのために親が自分の精神的問題を「浄化」することが大切です。
親自身が不適切な親子関係から、子ども時代に受けた心理的トラウマを「親にお返し」することも効果的です。私(子ども)が悪かったのではなく、親の問題だったのだな、と認識して切り離してあげましょう。親を憎んだりするのではなく「この感情はもう私には必要ないからお返しします」と軽やかに手放してあげればOKです。
これは親子関係に限らず、全ての人間関係において言える事です。「境界線」をしっかり引いてあげる事で「問題」を生み出さないこと。自分の問題を他人に押し付けない事、反対に他の人の問題を受け取らない、背負わないことが大切です。
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以上、私が親になる上で大切にしていきたい事、でした。もちろん完璧な子育てなんて目指す必要はないのですが、まずは親のどういった言葉や態度が子どもにどのような影響を与えてしまうのか、それを知っておくことは重要だなと思いました。
たとえ子どもの気持ちを尊重できなかった事があっても、親が上記のことを認識していれば修復していく事が可能だからです。
よく「虐待と愛情」「躾と愛情」が天秤にかけられる事がありますが、本当の愛は「無条件の愛」だという事を忘れないようにしたいと思います。
今後、「しつけ」などについても書いていきたいなと思っています✍️
最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️
皆さんに感謝と祝福を🕊
それではまた。
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