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【体の内と外は微生物の海】腸内環境を善玉菌優位にして免疫力を高めよう。「腸内環境は3歳までに決まる?」-腸活その1-

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子育て

こんにちは!

今回から4段ほどに分けて「」について私なりに調べたことを

お伝えしたいと思います📚

きっかけは息子の離乳食について考えはじめたこと(離乳食についてはラストに!)

腸科学、腸の発達について知ると

とっても興味深いことがたくさんありました。

ぜひお楽しみいただければと思います😚

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私たちの体は9割細菌でできている

人間の体は細胞と様々な菌たちの集合体。なんと私たちの体は9割が細菌で構成されています。自分は「ひとり」と思っているかもしれませんが、実は私たちの体内にはたくさんの細菌さんたちが住んでいるのです。細菌と共生することで人類は発展してきたんですね。「ばい菌」として忌み嫌う細菌やウイルスのお陰で、私たちは飛躍的な進化を遂げることができたのです。

近年のコロナ騒動における「抗菌」「除菌」「殺菌」「滅菌」。

行き過ぎた「菌を排除しよう」とする動きは、私たちの体を滅ぼすことにもつながりかないのです。現に寄生虫を大々的に殺虫しはじめた昭和時代を皮切りに、アレルギーやうつ病、自閉症などが右肩上がりに増えているのは「キレイすぎる社会」と無関係とはいえないことも示唆されています(この辺りは次回以降お話しします)。

量子の世界では物質は粒子の2つの性質を持つといわれています。つまり世界は量子の海ともいえるんですね。私たちの体も同じように微生物の海でできている…………まるで鰯の大群のように人の形をした微生物の群が、量子の海を泳いでいる、そんな風にイメージしてみると太古の昔、まだ私たちが水棲恐竜だった頃のことを思い出せそうな気がしました(笑)

足立育朗さんの「波動の法則」では、分子を構成する最小単位は「微生物(フゲーエキン)」であり、そのことを踏まえると9割どころか宇宙ぜ〜んぶが「微生物の海」とも言えます。その視点に立つと、考える以上に「私」と「他」の境界線はないに等しいんですよね。砂のアートのような感じ。

もはや私を私たらしめているものは何!?となってしまいますね(笑)

腸内細菌の数は100兆個以上!

話を腸に移していきましょう。

人間ひとりを構成する細胞の数はおよそ37兆個と言われています。そのうち、免疫細胞の7割はなんと腸に局在しています。そして体内に暮らす菌の数はというと、腸内細菌だけで200種類以上、およそ100兆個以上はいると推定されています。十二指腸、小腸、大腸を合わせた、広げるとテニスコート1面分。広大な「腸」にたくさんの住人(菌)たちが暮らしているんですね!

腸内細菌の数は私たちを構成する細胞の数よりもはるかに多いわけですが、総重量も2キロほど。もちろん菌たちは腸だけでなく皮膚や構内、胃の中などあらゆる場所に暮らしています。

冒頭の通り、私たちは細胞で構成された一個の生命体、ではなく様々な菌たちの「集合体」なんですね。

腸内細菌を構成する善玉菌、悪玉菌そして日和見菌

腸内細菌はその働きによって大きく3つに分けられます。善玉菌悪玉菌そして日和見菌です。

以下、大まかな特徴を見ていきましょう。

  • 善玉菌:ビフィズス菌、乳酸菌、麹菌、酵母菌など「体に良い働きをする菌」
  • 悪玉菌:大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など「体に悪さをする菌」
  • 日和見菌:バクテロイスデ門、レンサ球菌、土壌菌など「その他大勢の菌」

善玉菌はうんちを出すための蠕動運動を促進したり、腸内を酸性にすることでガンなどの原因物質を死滅させたり、ビタミンの合成をするなど私たちの健康をサポートしてくれています。一方悪玉菌が増えると便秘や下痢になるなどし、腸内がアルカリ性に偏ることで免疫力が低下します。そして日和見菌は全体の75%を占める菌たち。彼らは善玉菌と悪玉菌の優勢な方の味方をする、という性質を持ちます。すなわち、善玉菌が増えれば善玉菌を、悪玉菌が増えれば悪玉菌の働きを手伝ってくれるんですね!

名称のまんまやんけ〜〜!と思いますが………

善玉菌優位+日和見菌量UPが免疫力向上のカギ

ここで大切なのは「悪玉菌も体に有益な作用をしている」ということも明らかになってきている点です。例えば大腸菌はセルロースの分解やビタミンの合成、O-157の侵入抑制をしてくれたりしています。人間は悪玉菌とも共生関係にあるんですね。

善玉菌が優勢であることが望ましいですが、善玉菌だけでは腸の機能が正常に働かないんですね。また、善玉菌も悪玉菌も腸内細菌全体の20%以上になることはない、ということも明らかになりつつあります。

つまり、善玉菌をある程度優位にした上で、日和見菌をしっかり増やすのが大切ということになります。

腸内細菌の組成は一歳半でほとんど決まり、種類は3歳までに決まる。

実際に私たちの腸内にどんな菌がどれくらいいるのか、は指紋のごとく一人ひとり異なります。

腸内細菌たちは腸内フローラ(お花畑)とも呼ばれますが、この腸内フローラは菌の数は年齢によって増減するものの、菌の種類は一生を通じてほとんど変わりません

では腸内フローラはいつ決定されるのでしょうか。赤ちゃんはお腹の中にいるとき、体の表面にも内側にも全く菌のいない、「無菌状態」です。お腹から出て、お母さんの膣を通る場合はお母さんの腸内細菌を、帝王切開の場合はお医者さんの手や空中細菌を獲得するのが最初です。その後様々な人やもの、食べ物、土などの自然に触れることで後天的に腸内フローラを形成していきます

そして赤ちゃんの腸内細菌獲得活動は、生後1年半ほどで9割ほどが決まってしまうことが解明されつつあり、この時にできた腸内フローラの組成が生涯の腸の土台になるのです。

ただし、一歳半で完成というわけではなく、その後も3歳ごろまでは腸内細菌獲得活動は続き、様々な触れ合いから様々な菌を取り込んでいきます。この時、どんな菌でも腸内に住み着くわけではなく、腸粘膜から分泌される「IgA抗体」という免疫物質に結びついた菌のみが居住を許されます。IgA抗体による菌のスカウト活動は3歳くらいで終了。このころに完全に腸内フローラが確定するのです。IgA抗体は初乳にも含まれており、故に初乳を飲ませることがとても大切なのです(ラクトフェリンなどの免疫質もたっぷり、初乳に含まれるオリゴ糖は善玉菌のエサにもなります)。もちろん母乳であれミルクであれ「免疫力の7割を担う腸」を育ててあげることが赤ちゃんの健康を維持する要になります。

また、腸内フローラは多様性、ダイバーシティが大切です。丈夫な免疫力を得るためには沢山の種類の菌が取り込まれている方が良い、ということです。ですから、3歳までにできるだけたくさんの人や自然に接する機会を設け、多種多様な菌と触れさせることは子供にとってとても重要なのです。

まさしく「腸内環境の豊かさ」は親から子への最高のプレゼント、になるんですね!

ですから、妊娠中の食事は出産時に向けて腸内環境を整える、という意味でも大切な意味があります。また、赤ちゃんがものを舐め回すようになるのも、免疫系を働かせ、抗体を作れるようになるために雑菌を取り込もうとしている、とういう側面もあるのです。掃除をするときは抗菌、殺菌効果のある薬剤を使いすぎないようにすることがポイントです。

清潔すぎる環境ではなく適度に「いい加減」な環境で菌に触れる機会を増やすことが免疫を強くすることに繋がります。外遊びなども積極的にさせ、自然免疫の練習機会を奪わないようにできるといいですね!スキンシップも忘れずに。

3歳以降も多様性は変わらないが、数を増やすことは可能。

上述したように腸内細菌の種類(ダイバーシティ)とバランスは3歳までに決まり、それ以降は変わらないと言われています。しかし、菌の種類が少ない場合でも、「」を増やすことは可能です。

難しく考えず、まずはバランスの良い和食を心がけることが善玉菌の数を増やすことに繋がります。身土不二、日本人の身体に合った食生活こそが結局は一番なんですね。

腸内細菌の種類は現在分かっているだけで200種ほどですが、腸内フローラは未開の地。実際には3万種ほどはいるのではないか……とも言われており、これから色々なことが解明されていくのが楽しみですね。

なお、「善玉菌の増やし方」は個人個人に合ったベストな方法があるはずなので色々と模索してみるのがgoodです!便秘や下痢は腸からのサイン。可能であれば一度断食などして腸を休めてあげてリセットするのもオススメです。ただしストレスになっては元も子もないので……しっくりくる方法を見つけてみましょう!

【オススメ】藤田紘一郎氏の著書↓

腸内細菌さんに「ありがとう」を伝えてみよう。

以前ご紹介した『EM菌(有用微生物群)』は掃除、調理、水質改善、農業、建築資材、放射能汚染の改善などあらゆることに使用され、個人規模から国家プロジェクトという大規模レベルで活用されています。

EM菌はどのように自然に働きかけるのか、それは

その場に居る微生物を善玉菌優位にし、「蘇生(シントロピー)」に向かわせる。

というメカニズムです。

そう、良い腸内環境の在り方そのものです。そして、蘇生へと向かわせるために最も重要な原動力となるのが……….「愛(感謝・至高の利他)」なんですね(詳しくはEM開発者、比嘉先生の比嘉セオリーをご参照あれ!)

ですから、食生活の改善はもちろんのこと、「腸内細菌さん、いつもありがとう」という気持ちもとっても大切なんですね。腸内細菌さんだけに留まらず、私たちは体の内も外も多種多様な沢山の存在たちと共生関係にあり、‘‘生かされて’’います。全ての存在に感謝、ですね。

余談ですが、我が家の食事の挨拶では食材たち、携わってくださった人々、育んでくれた地球、すべての存在に感謝をしてから「いただきます」をしています。米粒ひとつ取っても、私一人では絶対に食べることができません。そのことを忘れないようにしたいな、と思い夫婦で唱えています。ただ外ではちょっとできないので(笑)、言葉に出さずとも気持ちに乗せて。

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ということで、今回もお読みいただきありがとうございました!

次回は「腸脳相関」についてです🧠🌸☆*:.。.

腸内環境は性格にも関係している…….?

それではまた。

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