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おしゃれな国産お香メーカー7選とお香立て6選【直火タイプ・印香編】

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暮らしとニッポン伝統文化

こんにちは。

スイスでは20度を超える日も増え、日本の感覚で言う5月中旬くらいの気温になっています。東北生まれの私としてはものすごく暑く感じます。欧州ではエアコンを設置していないのが普通なので、この先夏を乗り越えることができるか心配です。

さて、ちょっと気は早いですが、窓を開け心地よい風が部屋を通り抜ける季節になると「お香」を炊きたくなりますよね。

今回は国産のお香メーカーと直火タイプと印香(間接的に火をつけるタイプ)のおすすめ商品、そしておしゃれなお香立てを紹介します!

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お香の歴史

お香は今から1500年以上前の飛鳥時代に仏教の伝来とともに日本に伝わったとされています(日本書紀に淡路島に沈水香木が漂着したと言う記述がある)。そのため、奈良時代では「邪気を払うための供え香」として宗教的な意味合いが強いものでした。

平安時代になると貴族の間で「練香」などが親しまれるようになりました。自分たちで複雑に配合して香りを楽しんでいたようです。

武士が台頭してきた鎌倉、室町時代になると禅宗が広まり、「香木」と向きあい、木の香りを極めようとする精神性が尊ばれるようになりました。貴族の間では焚いた香木の香りを当てる遊びも行われていました。この頃に東山文化が開花していく中で、茶の湯や立花のようにお香は寄合の一翼を担っていきました。

江戸時代になると貴族や武士、経済力の高い町人の間で遊びが転じて芸道になり、「香道」が確立されていきました(室町時代より形成されていった)。中国から線香の製造技術が伝わったことにより、庶民も線香を使用するようになります。そして現代においては時代の変遷にあったお香文化が広がっており、様々な形でお香を楽しむことができるようになっています。

参考サイトはこちらこちら

お香の効果

お香には以下のような効果があることが知られています。

  • リラックス効果
  • 除湿効果
  • 浄化効果

そもそも「香り」は大脳を刺激し、脳波に影響を与えるとされています。脳波にはα、βの二種があり、α派優位状態→心は平静で思考力が高い。β派優位状態→興奮した状態です。代表的な香りとして知られる「沈香・白檀・乳香・ラベンダー」の香りはリラクゼーション効果のあることがわかっています。樹木からは一種の香りを含んだ「フィトンチッド」という成分が放出されていており(いわゆる森の香り)、その成分が鎮静化効果を持つことも発見されています。 参考文献はこちら

と言うわけでお香の香りにはリラックス効果があることが分かります。香りの種類によって効能も違ってきますので、興味のある方は他の香りについても調べてみてくださいね!また、煙を出すため、除湿効果が期待できます(部屋の壁紙によっては毎日お香を焚くと色が着いてしまうこともあるので要注意です)。また、スピリチュアル的には煙が悪い邪気を吸い取ってくれるため、浄化効果もあるとされています。風水においても、お香を置く場所によって効果が変わることもあるそうですよ。また、先述しましたように日本の精神文化とともに育まれた「香道」と言う香りを鑑賞する芸道もあります。「お香」とは中々奥深いものですね。

お香の種類

お香には様々なタイプがあり、よく目にするものとしては直接火をつけるタイプのもので

  • お線香、スティックタイプ…一番ポピュラーなお香。室内線香、仏事線香など、目的によって様々な種類や長さがあ る。燃焼時間は長さに比例し、燃えている面積が均一なので、香りも均一に広がる。
  • 円錐型…円錐の先端に火をつける。下にいくほど燃える面積が広くなるため、香りも徐々に強くなる。短時間で香りを得たい時に便利。灰がそのままの形で残るため、散らばらない。
  • 渦巻き型…渦を巻いているので、燃焼時間が長い。広い部屋や空気の流れの多い場所などに適している。

があります。その他にも、間接的に火をつけるタイプのものでは「香木」「練香」「印香」などがあります。

「印香」は粉末にした香料を練り合わせ、型に押し固めたお香のことで千菓子のような可愛らしい見た目が特徴です。楽しみ方としては熱い灰の上にのせて香らせる、と間接的に火をつけるのが正式なやり方になります。そのまま置けば一ヶ月ほど香りを楽しめますのでサシェのように使用したり、直接火をつけたり、熱した印香を封筒の上に乗せて香りを「移香」させたりと様々な楽しみ方があります。

常温んで香りを楽しめるものとして「匂い袋」があります。また、専門的なお香として「長尺線香」「塗香」「抹香」「焼香」などがあり、よくお寺で目にするものが多いです。

京都の老舗松栄堂のホームページより。

お香ブランドとおすすめ商品

❶ 日本香堂

1942年創業の「日本香堂」は「香りある豊かな暮らし」をテーマに線香を始め、多岐にわたる香りにまつわる製品を展開しています。

こちらは「セントスケープ」シリーズ。写真は夏バージョンです。蓋が閉まっている状態だとお香が入っているとは思えないおしゃれなパッケージです。上蓋を可愛いお香ホルダーとして使えるのがいいですよね。

「かゆらぎ」シリーズ。薔薇、金木犀、白桃の3種類の香り。優しくて甘い香りがお香を焚かなくても想像できます。ストライプの模様も上品でプレゼントにもぴったりです。他にも素敵な香りがたくさんありますのでチェックしてみてください!

「カフェタイム」シリーズ。二種類コーンが5個ずつ10個入りです。絵本のような動物の暖かい絵と分かりやすいタイトルが自分に合ったお香を選びやすくしてくれています。例えばフクロウの絵が書いてある「静かな夜に」にはカシスとモカの香りが入っています。組み合わせも素敵。

❷ 薫寿堂

1975年創業の「薫寿堂」は貴客愛薫(ききゃくあいくん)」を経営理念に掲げ、「お客様を貴び、薫りを愛する」という経営理念のもとお香の歴史発祥の地とされる淡路島に本社を置き様々な商品開発に取り組んでいます。

「HERBOSENSE(ハーブセンス)」は、世界で初めてICEAで認証された植物由来成分100%のお香です。薫寿堂とフランスのFLORISENS社のタイアップ商品です。天然植物を100%配合しており、石油由来成分や合成着色料、合成染料などを一切使用していないオーガニック商品。

「5種の香りアソート」日本の風情ある情景やモチーフを印香にした商品です。不燃マットや熱したお皿を利用して香りを楽しみます。日本を感じられる素敵なお香。海外の方にもおすすめです。

「漢健香」は、東洋医学の思想をもとに漢方生薬やハーブなどの天然植物を100%使用し、嗅覚ににはたらきかけることで、その効果を生かすことを目的に誕生しました。 漢方薬と同じようにパッケージングされているのでとても分かりやすいです。そして効き目がありそうです(笑)

❸ HA KO

「HA KO」は上記の「薫寿堂」が発売している「葉っぱのお香」です。

No.1 スパイシージャスミン・No.3 エレガンスシトラス・No.5 スモーキーシナモン・No.6 ホワイトフローラル・No.7 グリーングラス・No.8 トゥルーアクアという8つ香りで構成されています。葉脈までしっかり再現されていて、美しすぎます。優しい色がいが目も楽しませてくれますね。

ガラリと雰囲気を変えたブラックの葉。ベチバー、ヒノキ、ヒバ、ベルガモットなどの香り。紙のお香は印香と同じようにサシェのように使ったり、手紙の中に添えたり、名刺入れに入れて香りをつけたり…といった使い方はもちろんのこと、直接火をつけても燃焼時間は短いものの、他のタイプより強い香りを楽しむことができます。燃える姿も美しいですね。

こちらは職人の手によって作られた銅製の缶付きの商品。銅の美しさとお香の黒の組み合わせが美しいですね。

❹ 松榮堂

今から300年ほど前に京都で創業した「松栄堂」は今日まで香づくり一筋に取り組んでいます。宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席で用いる香木や練香、お座敷用のお線香や手軽なインセンス、匂い袋などを販売し、香文化の担い手として活動しています。

「季節の風」シリーズ、スティックタイプのお香です。おしゃれなパッケージングが目を引きます。風が運んでくるままに香りを楽しみたいですね。

「花世界」シリーズのゴールド。松、スミレ、ジャスミンの香りのコーンタイプです。パッキングの美しさと色の組み合わせが素敵です。

「源氏かおり抄 賢木四方の水」と名付けられた渦巻き型のお香。中国の神話に出てく四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)という四方位を象徴する色があしらわれており、水紋型で都の水脈が表現されています。とても上品な作りになっています。ちょっとした挨拶にぴったり。

❺ 薫玉堂

桃山時代文禄三年(1594年)薬種商として創業した「薫玉堂」。以来420余年に渡り、日本最古の御香調進所として伝統を受け継ぎながら、現代に至るまで暮らしにあった様々な香りを届けています。

紙箱線香 「薫・香・彩・夏」京都の名所・名物をイメージした独自の配合で11種類の香りが用意されています。レトロな雰囲気とゴールド×明るいカラーの組み合わせがとってもおしゃれ。まるで香水のようなパッケージですよね。

「イマージュライト」シリーズの「リフレッシュ」。ジャスミン、ミュゲ、バニラの3種類の香り。色合いがとっても美しいです。因みに三大フローラルノートとしてジャスミン、ミュゲ(すずらん)、薔薇があります(参考サイトはこちら)。ベーシックなフローラルの香りとバニラの甘い香りをお香として楽しむことができます。

薫寿堂のロゴマークをかたどった印香。「薫・香・彩・夏」シリーズの線香と同じく、京都の名所をイメージした香りになっています。とっても可愛らしいですよね、木箱に入っているところも素敵な演出です。

❻ Juttoku.

2009年設立の「Juttoku.」は「平らかなる、安らかなる、安心立命の日々を」と言うコンセプトのもと、貴重な天然香料のみを厳選して使用しお香が初めて伝来されたとする淡路島で熟練の調香師による調合のもと、伝統技法を持つ職人の手によって一つ一つ丁寧にお香を作っています。

スティックタイプのお香。木箱入りでお香のイメージにあったカラーの水引の包装が上品でおしゃれですよね。他にもたくさんの香りがあり、それぞれ効果が丁寧に説明されていますので、ぜひチェックしてみてください。

月の満ち欠けをモチーフにした印香「新月」。うさぎと月の深い青の組み合わせが最高に素敵です。木箱にプリントされたゴールドのブランドロゴもとってもおしゃれ。

「姿香 狛犬」。「阿吽の呼吸」と言われる口元もしっかりと再現されており、お部屋に置いておくだけでも十分に香りを楽しむことができます。玄関に置いておきたいですね。狛犬と甘くて渋い、高貴な香り「沈香」が迎えてくれるなんて素敵ですよね。

❼ hibi

2015年に設立された「hibi」は「日々の空気を彩る香り」「日常に10分、自然のアロマを」をコンセプトに淡路島で作られたオリジナルの線香を「着火具がなくても気軽に使える線香」ということで同じく兵庫県、播磨(はりま)のマッチとセットで販売しています。

ラージボックス、レギュラーボックスの二つがあり、001. レモングラス, 002. ラベンダー, 003.ゲラニウム , 004.リャンリャン , 005.ティーツリー , 006.シトロネラ , 007. ユズという7種の香り。不燃マット付きなのでその場ですぐ楽しむことができます。マッチ自体がお香になっているので、擦るだけでお香になるという斬新な作りが新しく、とってもおしゃれですよね。隅々までこだわり抜かれています。

「和の香り」シリーズ。こちらもレギュラー、ラージの二つがあり、「檜」「白檀」「桂皮」の3種類の香りが用意されています。モダンに描かれた和のパッケージがおしゃれです。

「hibi deep」シリーズ。レギュラー、ラージの二つがあり、「オークモス」「シダーウッド」「アンバー」の3種。黒いパッケージから表現されるように、エッジの効いた大人の香りを楽しむことができます。※アンバーはジャコウに似た甘い香りが特徴です。

お香立て

① 高岡鋳物(錫製):鳥獣戯画

富山県の伝統工芸品をまとめた記事で紹介した「高岡鋳物」詳しくは⬇️をご覧ください。

富山県高岡の「博鳳堂 炭谷三郎商店」による錫製のお香立て。鳥獣戯画の兎、蛙そして猿が象られています。まるで鳥獣たちがライトセーバーを持っているような姿がとても愛らしいですね。同じく高岡鋳物を代表するブランド「能作」のお香立てもおすすめです。

② セラミック製:「quolo」

明治30年創業、鳥取県の老舗企業「松田安鐵工所」がその高い鋳造技術を用いて作り出したセラミック製のお香立て「quolo」。スティクタイプ、コーンタイプをに対応し、灰が散らからないような設計になっています。和室にも洋室にも合うモダンな雰囲気がとってもおしゃれですね。

③ステンレス製:「raica」

岐阜県美濃市の町工場「シオン」が制作する蕾が花に成長する様をイメージしたお香立てです。精密さが求められる航空部品の高い加工技術が活かされた作りになっています。心が浄化されるような美しさがあります。

④ガラス製:「くもい」

富山県の富山市で制作しているガラス作家「小路口力恵さん」のくもいシリーズの一輪挿しです。くもいとは「やわらかな雲を連想させる」という意味です。曇りガラスと雲の柔らかな形がとっても美しく、目に優しいですね。夏の風景に溶け込みそうです。

⑤ガラス製:「SendUP」

SendUPのお香立て「インセンスバーナー」はアメリカでガラス職人として長年修業をつんだ日本人デザイナーによって生み出されました。特殊な耐熱ガラスを使用し、使い込むごとにガラスの色が鮮やかに変化していくそうです。フタであるコルクにお香の枝の部分を差し込み、火を点け、逆さにしてお香立てのフタをする、という一風変わった使い方をします。灰は底にたまっていくのでお掃除も簡単。オリエンタルな雰囲気と香水瓶のような美しさがまるでオブジェのようで、インテリアとしても優秀です。他にもたくさんのデザインがあるのでぜひチェックしてみてください。

⑥ 信楽焼

横浜出身の六古窯の一つである信楽焼きの陶芸家、「衞藤信恭さん」の作品「小さな家 お香立て 白」です。厚みのあるぽってりとしたフォルムがとっても可愛らしいです。線香を煙突のように見立てられるのが素敵ですよね。

終わりに

いかがだったでしょうか?

私はお香がここまで発展していたとは正直知りませんでした!

飛鳥時代から発展し続け、脈々と受け継がれてきた伝統技術を駆使し、おしゃれでロマンチックに進化したお香の数々。お香に詰まった魅力を再発見することができました。

お家でのんびり過ごしたい日や、よりリラックスしたい時にはお香を焚いて見てはいかがでしょうか。私も今年の初夏〜夏はお香を焚きたいと思います。いろんな種類のお香を試して、自分だけの特別なお香を見つけるが楽しみです!

くれぐれも火事にはお気をつけくださいね!

お香といえば、蚊取り線香。と言うことでこちらの記事もぜひご覧ください。

それではまた。

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