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おしゃれな蚊遣りとオーガニック蚊取り線香をまとめてみました。

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日本伝統文化

こんにちは。バーゼルは20度を超える日も多くなり、半袖で過ごす日も増えてきました。それに伴い虫も多くなってきています。3階に住んでいるのですが、上昇気流に乗ってちょうど上がってくる高さがどうも私の住む部屋あたりなようで窓の外にはプンプン虫(コバエ)がいっぱいいます。

さて、夏の風物詩といえば蚊取り線香ですよね。ちょっと気は早いですが早めに対策をする事で夏を快適に過ごすことができます。近年では蚊取り線香を焚く家が減ってきているようですが、ベランダや縁側などで蚊を食い止めるのにはやはり蚊取り線香が効果抜群です!実家の母も電気式のものやスプレーなど様々活用してきましたが「やっぱり蚊取り線香が一番効くのよー」とここ数年毎年焚いています。香りも心地よくて安らげますよね。

ということで今回はおしゃれな蚊遣り(容器)とオーガニックな蚊取り線香をまとめましたので。お楽しみください。

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蚊遣り

蚊遣りとは蚊取り線香の灰皿のことです。電気蚊取りの普及に伴い需要が減り、現在は市場が縮小されてしまっていますが、工芸品として製造販売されています。一般的には熱伝導性の低い陶器が用いられていましたが、「陶器製」の他にも「鉄製」「アルミ製」さらには「珪藻土製」「バンブーメラミン製」など様々な素材が用いられ、デザインとともに進化した蚊遣りも多数存在し、実用性はもちろんのこと、インテリアとしても人気があります。

陶器製

伝統的な「豚」をモチーフにしたデザイン。蚊取り線香といえばこの蚊遣器をイメージする方が多いのではないでしょうか。こちらの豚さんはシンプルなデザインで、レトロな雰囲気がとても可愛いです。また、取っ手部分の籐と黒い金属のバイカラーはモダンな雰囲気がありお洒落ですよね。蚊遣りブタは三重県菰野町の名産品の一つで、耐熱性が高く壊れにくい萬古焼は蚊取り線香入れにぴったりです。取っ手があるから安全に移動できます。

お次はまるでアロマを焚いているような蚊遣器。一見蚊取り線香を焚いているようには見えないですよね。お洒落で実用的なインテリア雑貨を開発している「山崎実業」から販売されています。

中はこんな感じ。風通しのよい室内に置いていても構造上火傷の心配もないですし、インテリアにもなるので良いですよね!

青い鳥をモチーフにした蚊遣器です。陶器だからこそ出せる味わいです。ちょっとアンティーク風なデザインがとてもお洒落。見ているだけでほっこりします。

こちらは猫ちゃん。なんともいえない愛らしい表情です。こちらまでのんびりした気分になります。

お家がデザインされた蚊遣器。とっても可愛いですよね。煙突部分に穴が空いているから、ちゃんと煙も出るのもいいですね。

こちらは煙突のある赤い屋根の蚊遣器。お洒落です。夏が過ぎてもオブジェとしてお庭やベランダに飾っておいてもいいですね。

鉄製

江戸時代からの伝統を受け継ぐ三重県桑名地方の「くわな鋳物」の技術を用いられて作られた蚊遣器です。くわな鋳物は今や芸術とも称されるマンホールにも使用されており、確かにこちらの蚊遣器からも格式高い重厚感あふれる佇まいを感じることができます。ひんやりとした感触とマットな黒が夏の暑さを引き締めてくれそうです。

「花火」「雲」「朝顔」「花模様」「桔梗」「籠」と、6種類のテーマはすべて夏の風物詩。三重県では着物の図柄となる伊勢型紙が盛んだったことから、着物の模様がデザインに活かされているそうです。どれも和を感じる美しいデザインですね。高さも5cmほどしかない為。場所をとりません。

昭和22年創業の及源・OIGENが社が提供する南部鉄器の蚊遣り。南部鉄器は、平安後期に藤原清衡が近江国から鋳物師を招いた事に始まり、以後900年、職人たちによって伝承されてきました。そんな熟練した職人による南部鉄器の魅力が詰まった蚊遣り。鞠がモチーフになっています。

球状のフォルムが可愛らしく、鞠の模様がとても美しいです。丁寧な手仕事の温もりをしっかりと感じることができます。普段はオブジェとして飾っておいても素敵ですね。

こちらは江戸小紋が蓋にあしらわれた鋼鉄製の蚊遣器。伝統的な紋様がカラフルな色合いになることでモダンな雰囲気になっています。

バイカラーの組み合わせがとってもお洒落ですよね。蚊取り線香の時期が過ぎたら御茶菓子入れとして活用してGoodです!

アルミ製

スタイリッシュで美しいデザインのこちらはインテリアデザイナーの小林誠氏によってデザインされたアルミ製の「香遣」です。一年を通してアロマやお香を楽しめるように設計さています。持ち手には籐が巻かれており、木に吊るしたり、手に持つことができます。

取っ手部分は可動式なので置いて使うときは邪魔になりません。機能性も抜群ですね。

珪藻土製

こちらは前回「お風呂まわりを華やかにする国産ブランド5選」の記事で紹介した「soil」から発売されている「珪藻土」でできた蚊遣器(MOSQUITO COIL CASE) です。珪藻土は耐熱性のある天然素材ですからとてもエコな素材で、蚊遣器にもぴったりです。

下段には12枚の蚊取り線香を保存できる機能も兼ね備えており、シンプルながら機能性も兼ね揃えた近代的な蚊遣りとなっています。

バンブーメラミン製

こちらはスタイリッシュなインテリア雑貨を販売する「ideaco」が開発した蚊遣器です。素材は熱に強いメラミン樹脂に竹パウダーを配合することにより、独特の風合いを出す、バンブーメラミンが使われています。一見蚊遣りには見えないモダンでシンプルなデザインがとってもお洒落です。

火消しパーツがついているので、燃焼時間を調整できるのも便利です。

蚊取り線香

蚊取り線香は大日本除虫菊株式会社の創業者である上山英一郎が、1886年、福沢諭吉により紹介されたH.E.アモアより除虫菊の種子を譲り受けたことに始まります。上山は平安時代から日本に残る伝統的な風習である「蚊遣り火」を起源に線香に除虫菊を練りこむことを考案し、1890年に世界初の棒状蚊取り線香「金鳥香」が誕生しました。現在普及している渦巻き型の線香は1895年からのものであり、上山の妻、ゆきの発案とされています。渦巻き型にすることにより、40分が限界だった燃焼時間を7時間にまで伸ばすことに成功しました。その後、蚊取り線香は電気の普及率の低い東南アジアを中心に全世界へ広がり、多くの人々に親しまれています。参考サイトはこちら

これからご紹介するのは一般的に蚊取り線香の殺虫成分として使われる化学合成された「ピレスロイド系殺虫剤」などを使用しないオーガニックな蚊取り線香です。一部の蚊取り線香に使われる化合物には発がん性が認められているものもありますから、煙を出す線香にはより安全なものを選びたいですよね。

菊花せんこう

「菊花せんこう」は人に優しいものづくりをコンセプトに天然素材の商品を開発、販売する「りねんしゃ」からリリースされています。化学成分は使用せず、天然成分を使用した体にやさしい防虫線香で、着色剤を使わない自然な色を有しています。(シソ科ハーブ)、ハッカ(北海道滝上産)、除虫菊末(北海道滝上産、中国産)、 白樺木粉(北海道産)、タブ粉、デンプンが材料として使われています。「殺虫」ではなく「忌避」を目的としているので、小さな子供やお年寄り、ペットのいるご家庭で安心して使用することができます。

こちらはノーマルな6時間燃焼の蚊取り線香です。

こちらは煙を多く出すことによって畑仕事を始めアウトドア等の屋外での使用に効果があるタイプのもの。燃焼時間は9時間。

こちらは「防除用医薬部外品」です。上記の菊花せんこうは「雑貨品線香」として取り扱われています。その違いは除虫菊の有効成分である「ピレトリン」の含有量にあります。ピレトリンの含有量が0.1%の上記品は「蚊除け」の効果があり、0.4%のこちらは「蚊取り」効果があります。ですから、殺虫効果をお求めの方はこちらの商品が適切ということになります。燃焼時間は約4時間30分です。玄関先などにぴったりです。

燃焼時間が9時間と長いので、アウトドア用にオススメです。

動物用医薬部外品に指定されているこちらの商品、有効成分ピレトリンの含有量が0.56%とシリーズの中で一番高いため、フィラリアを媒介する蚊の駆除など高い効果が期待できます。

KUSU HANDMADE

お洒落なパッケージングと黒色がとても珍しい蚊取り線香。九州の楠の香りが練りこまれています。原材料には、ヤシ殻炭粉末/タブ樹皮粉末/ミネラル粉末/しょう脳/クスノキオイル/レモングラスオイル/ゼラニウムオイルが使われており、マイルドな仕上がりになっています。燃焼時間は2時間。煙が少ないタイプなので目や喉が痛くなりにくい特徴があります。殺虫成分が入っていないので、蚊除け効果のみですが、優しい香りにとても癒されそうです。

People Treeアロマ線香

インド南部に拠点を置く「メルヴィル・トラスト」が生産しているアロマ線香です。こちらの会社はインドのタミルナドゥ州にあるエコヴィレッジにある香り豊かな植物を利用して、キャンドルや石けん、アロマオイルなどを生産しています。原材料にはスウィートバジル、ユーカリブルーガム、カンファー、シトロネラ、レモングラス、カミメボウキ(ホーリーバジル)、アカシア樹脂粉、グアー樹脂粉、ヤシ殻粉末、精油が使われています。こちらの商品も殺虫成分が使われていないので蚊除け効果のみになりますが、より安心安全なものになっています。

レモングラス天然蚊取り線香

オーガニック製品を専門に取り扱う「ハーモニーライフ」から発売されています。レモングラスの香りで蚊除けします。ハーブを育てて蚊除けするのも素敵ですが、生き物ですから、中々管理が難しいもの。線香に練りこまれている、かつオーガニックであれば健康的にかつ効率的に蚊除けすることができて良いですよね。

最後にご紹介するのは、カエルが描かれたパッケージが愛らしい蚊取り線香です。防虫菊の主な生産地である和歌山県有田市で1885年より、蚊取り線香の発売を創業とする「ライオンケミカル株式会社」から発売されています。ピレトリン・除虫菊柏粉・タブ粉末・木粉 ・ヤシガラ粉末 が原材料として使われており、防腐剤(ソルビン酸など)・着色料は一切使用していません。こちらはピレトリンが0.4%含有され、殺虫効果のある「防除用医薬部外品」です。

終わりに

いかがだったでしょうか。

私自身、蚊遣器がこんなにも進化しているとは思っていませんでした。お線香の匂いって落ち着きますよね。それに、お線香をあげる、という行為自体が心を穏やかにしてくれます。電気を使わず、天然素材でできた蚊取り線香に火を灯して夏の風物詩を味わえるなんて、とっても贅沢ですよね。

今年の夏はスイスでも蚊取り線香を焚いてみたいと思います!

それでは次回もお楽しみに。

チューーーーーース!

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